高貴なダマスクローズの精油の香り！ ROSE CEUTICALライン誕生秘話

ROSE CEUTICALラインは「ブルガリアンローズ」をキー成分として製品づくりを行っていますが、なぜローズに着目されたのでしょうか？ 開発にあたっての想いや経緯があれば教えてください。

ローズは、"世界で一番歴史が長い"といっても過言ではない美しい薬草。実は、かれこれ10年以上前から世界中で最高のローズを探していたの。

2013年、MiMCで最初に発売されたスキンケア「ナチュラルトリートメントアップチャージ」。
実はこの美容液にもダマスクローズの成分が配合されており、開発当時から世界中でローズを探していたという北島。

ローズの歴史を探せば、絶世の美女クレオパトラやナポレオンが愛した美女ジョセフィーヌの逸話がたくさんヒットします。でも実は、歴史はもっと古く、紀元前まで遡ります。当時から、その見た目や香り、薬効の高さをから王様に愛されてきたローズは、世界で最も歴史が長いハーブ（薬草）であるといっても過言ではありません。またご存じの通り、現代でもパフュームやハイブランドの世界で切っても切れない美容成分の一つでもあります。

MiMCから発売する最初のスキンケア―― ブースターとしてもハリ肌を目指すセラムとしても使える美容液には、ぜひローズの成分を入れたいと思いで作られた「ナチュラルトリートメントアップチャージ」の発売から約10年。
その後もローズの研究をし続け、ようやく完成したのがROSE CEUTICALラインです。

10年の時を経てROSE CEUTICALラインを発売しようと思ったのか、もっと詳しく教えてください。

実は、数年前からブルガリアローズ文化協会の理事をしています。その活動の中で、ブルガリアの国立研究所の教授の方々と研究交流があり、やはりローズは知れば知るほど非常に魅力的な成分だと再認識し、発売に向けて舵を切りました。

歴史が長いローズオイルですが、実はこれまで「何に効くのか」という研究は世界の中でもあまりされてきませんでした。理由は、ローズオイルは非常に貴重なオイルだから。なんと、1kgのオイルを用意するために3.5～5トンのバラの花びらが必要なんだそうです（その貴重さから、金より高いと言われているとか…！）。
研究するにも莫大な費用がかかるため、比較的安価なラベンダーなどと比べて研究が避けられていました。

そんな貴重なローズを"世界で一番の花"として国を挙げて研究しているのがブルガリア。
この度、ブルガリア本国の国立科学アカデミーとの研究交流を通じて知る機会を得たことにより、その魅力を再確認し、ROSE CEUTICALラインの発売にいたりました。

毎年6月にブルガリアンローズの収穫を祝いブルガリアで開催される「バラ祭り」。
北島もブルガリアを訪問し、現地のレポートを行いました。

ブルガリアローズ文化協会の理事をされていることは、私たち社員も驚きました。でもなぜ、様々な種類や産地のローズがある中で「ブルガリアンローズ」に着目されたのですか？ 他のローズとどのように違うのでしょうか。

香り高さ・味わい・高貴さ―― 世界中のローズの中でも「ブルガリアンローズ」は別格なんです。

ブルガリア本国の研究者が言うのは「植物は、火・土・風・水・空気の条件（＝テロワール）により、できるものが全く違う」ということ。

わかりやすい例でいうと、ぶとう酒（ワイン）です。どれか一つの条件が違うだけで、味や香りが変わりますよね。このように、ローズもテロワールによって香り高さや高貴さが変わります。

本物のローズの香りは、市場に多く出回っているふわふわとした甘ったるい香りとは全く異なります。本物は、ものすごく高貴で、花畑の香りや、大きな花束をもらった時のような香りがします。この香り・味わいが出せるのがブルガリアのテロワール。どんなパフュームでも、ブルガリアンローズの香りは欠かせないとも言われています。