Kotobuki Column Vol.19 ~本来の美しさと、向き合う時間~

Kotobuki Column Vol.19 ~本来の美しさと、向き合う時間~

写真展を終えて、あらためて感じているのは、
“美しさ”というものの静かな深さでした。

今回、KOTOさんと共に創り上げた空間は、
外側を飾るためのものではなく、
その人がこれまで生きてきた時間や、
内側にある本来の輝きにそっと触れるような時間でした。

年齢も、背景も異なる方々が並ぶ中で、
そこにあったのは「違い」ではなく、
それぞれが持つ、かけがえのない個性でした。

写真1

大きく写し出された肌の質感。
そして、静かに添えられた手の写真。

手には、その人の歩んできた時間や、
積み重ねてきた日々が、そのまま表れているように感じます。

美しさとは、整えられたものだけではなく、
重ねてきた時間そのものの中に宿るもの。

写真2
写真3

今回の展示は、
それを改めて教えてくれたように思います。

また、KOTOさんが大切にされている
“メイクではなく、フェイスアップという考え方”。

その人の内面にある光を、ほんの少しだけ引き出す。
その在り方は、MiMCが大切にしている
「本来の美しさを引き出す」という考えと、
深く重なっていました。

写真4

海をコンセプトにした今回の展示。
生命のはじまりとも言われるその場所に、
静かに向き合うような視線の中で、
人は自分自身と、どこかで重なっていく。

作品を“見る”というより、
その時間の中で、自分自身を見つめる。

そんな体験だったように思います。

展示を終えた今も、
あの空間で感じた静けさや、
心がほどけるような感覚が、ふとよみがえることがあります。

美しさは、誰かに与えられるものではなく、
本来、すでにそこにあるもの。

それに気づくきっかけを、
これからも丁寧に届けていきたいと思います。

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